その他の白癬菌感染症

爪白癬以外にも様々な白癬菌感染がある

爪水虫以外にも、白癬菌感染により体のあらゆる部位に症状が出ることがあります。
それらの種類と感染源、治療などについての情報をまとめておきました。

手白癬(手の水虫)

手に生じる白癬菌感染症で、全体の3%程度と頻度は高く有りません。
感染経路は、足白癬からが多く、足白癬(水虫)の放置が主な原因となります。

手白癬の特徴は、片手に起こる事が多く軽度のかゆみが現れます。見た目は、紅斑(赤くボツボツしたような状態)、もしくは、小水疱(小さい水ぶくれ)を伴う事もあります。

一方、両手に起こる手の症状として手湿疹がありますので、発疹のようなものが片手、両手のどちらに現れたかで手白癬かどうかを判断する事が出来ます。

体部白癬(ゼニたむし)

手足、股部を除いた白癬菌感染症は体部白癬に分類されます。こちらも、手白癬と同様に、足白癬がある人に多く、白癬菌感染症全体の7%程にあたります。

体部白癬で多い状態は、褐色の輪状で大きな紅斑になる事、周辺が隆起して水泡になる事があります。原因には、体で白癬菌が育ちやすい環境が整っている事も関係するので、多汗や寝たきりなどで症状が広がりやすいと言われています。

ただし、比較的治療しやすいので、爪水虫よりも早期に改善が見込めますが、体に異常を見つけた場合には早めの処置が大切です。

股部白癬(いんきんたむし)

股部に発症する白癬菌感染症で、全体の5%程度と言われています。こちらも、同様に足白癬がある人になりやすく放置が最もいけません。また、発症傾向が若い人から高齢者へと移行しているようです。

股部白癬は、早期に治療しないと股部に色素沈着が残ります。正しく状態を判断する為に、皮膚科専門医を受診する必要があります。

頭部白癬(しらくも)

白癬菌が頭髪に感染して起こる稀なケースです。白癬菌の中でも、大小胞子菌、トンスランス菌など、毛に侵入しやすい菌で発症します。また、子供の発症割合が高いので、年齢的なものも関係していると言われています。

毛の侵入する菌は、感染力が強く、治療も外用薬では治りきらないので、内服薬による治療が必要となります。ネコやイヌなどのペットへの感染もあるので注意が必要です。