日本認可の”クレナフィン”の効果は?

1年後の完全治癒率は18%未満という結果

日本で承認されている薬で爪水虫治療に用いる事が出来るのは、ラミシール(テルビナフィン塩酸塩)の内服薬であり、外用薬で治療可能なものはありませんでした。

しかし、最近になりクレナフィンという外用薬が爪水虫の治療薬として、処方されるようになったようです。これで、肝臓へ負担がある方、肝機能への影響が気になる方でも外用薬のみでの爪水虫治療が可能となります。

ですが、実際にどの位の効き目があるのか気になる所です。

まず、クレナフィンの作用機序は、白癬菌(真菌)の細胞膜を構成する物質であるエルゴステロールという物質が必要なのですが、クレナフィンの成分であるエフィナコナゾール(Efinaconazole)がその働きを阻害するというものです。

この辺の基本的な仕組みは、抗真菌薬なら共通している事だと思いますので、そこまで抑えておく必要も無いと思いますが、クリアネイルと同じように爪の上から塗る使用方法を用います。

しかし、実際にどの位の浸透効果があるのかは、微妙な所です。
実際にこの薬を用いた臨床試験が行われていて、軽度から中程度の爪白癬患者に対し一年間治療を続けた結果、完全治癒率が17.8%だったそうです。

クレナフィンを爪水虫治療に用いた場合、1年経過でもせいぜい5人に1人という結果です。それが、日本で爪水虫治療薬として認可されている薬の現状と言えます。

また、1本、3.56gで薬価が6,000円程度する事、開封後は、4週間以上経過すると使用できなくなるなどの制限もありますので、それらを考慮しても、クリアネイルとどちらが有効なのか判断しやすいのではないでしょうか。